2012年05月02日
流星ワゴン 重松清著
重松さんの本はこれで2冊目です。
とてもハートフルな内容が多いと記憶していましたが、
この本も心情重視の内容です。
大枠としては、
人生にはターニングポイントというものがあって、
そこで別の決断を下せば、今よりも、もっといい結果が
出たかもしれない・・・
この本の場合、
人生をリセットしたり、
結果を変えたりすることはできないのですが、
その時に自分の思っていることを伝えたり、
その時に知らなかったことを感じたりすることで、
気持ちを整理して、現実を直視する ようになる
というものです。
すっきりとした読後感はなかったのですが、
もやもやした中にも何か暖まるものがあります。
説明するのが難しいのですが、
少しウェットで親子の心情物、時空もの、
に興味があれば読まれても良いかもしれません。
2012年04月22日
文福茶釜 黒川博行著
美術品や芸術品でひと儲けしようとする人間の
騙し合いが題材の本です。
業界特有の言葉や習慣が書かれていて、
理解に戸惑うこともありますが、
サクサクと読み進められます。
ゼロサムの世界で人のエゴがよく表現されています。
関西が舞台というのも、
商売と絡めて、ユーモアがあって面白く感じます。
2012年04月05日
レンタル・チルドレン 山田悠介著
さっくとした小説が読みたくなる時、
山田悠介氏の本はとてもいいです。

この作品も2時間程度で読むことができます。
内容は、山田氏らしい奇抜で今風な感性が盛り込まれていて、
結構、爽快な印象があります。
悲しみにくれた とある夫婦が、
ある子供をレンタルしました。
でもその子は・・・
いい気分転換になりました。
山田悠介氏の本はとてもいいです。
この作品も2時間程度で読むことができます。
内容は、山田氏らしい奇抜で今風な感性が盛り込まれていて、
結構、爽快な印象があります。
悲しみにくれた とある夫婦が、
ある子供をレンタルしました。
でもその子は・・・
いい気分転換になりました。
2012年03月31日
ジェノサイド 高野和明著
やっとという感じで読み終えました。
かなりのボリュームで、内容も結構、濃い目です。
物語もだいぶ繊細、詳細で、しかも壮大な仕上がり。
これだけだと何のことかわかりにくいとは思いますが、
面白いことに変わりはありません。

新種生物をめぐって、
主人公の薬学生とその仲間をはじめ、
国家、民営軍隊など多くの人たちが、
それぞれの立場、考えによって
行動していく様が魅力です。
個々のつながりは密接ではないのですが、
その思惑が読み手にはわかるので、
面白いです。
少々難しい内容も、詳細にそして丁寧に書かれているので、
このボリュームになった感がありますが、
しっかりと読み進めると、
理解して読んでいくことができます。
かなりのボリュームで、内容も結構、濃い目です。
物語もだいぶ繊細、詳細で、しかも壮大な仕上がり。
これだけだと何のことかわかりにくいとは思いますが、
面白いことに変わりはありません。
新種生物をめぐって、
主人公の薬学生とその仲間をはじめ、
国家、民営軍隊など多くの人たちが、
それぞれの立場、考えによって
行動していく様が魅力です。
個々のつながりは密接ではないのですが、
その思惑が読み手にはわかるので、
面白いです。
少々難しい内容も、詳細にそして丁寧に書かれているので、
このボリュームになった感がありますが、
しっかりと読み進めると、
理解して読んでいくことができます。
2012年03月22日
お部屋も心もすっきりする持たない暮らし 金子由紀子著
今年の目標である 『断捨離』 。
モノはもちろん、ヒト、仕事、行動、性格 など
すべてにおいて、ここで 見直しし、要らないものを捨てる、
これを行おうと思っています。
そのヒントが欲しくて、この本を読んでみました。

内容について、率直に言うと、既に知っていることで、
やろうとしていることで、考えていたことでした。
ただ、ほぼそれらと一致したということに安堵感が得られました。
著書より・・・
【モノが多いと】
・スペースが無い、
・掃除が大変、
・探す時間が発生、
・からだ、こころが休まらない。
【モノが多い理由】
・和洋の混在、
・四季がある、
・伝統、しきたり。
【もたない暮らしのもたないとは】
・無一物ではない、
・ミニマム生活ではない。
【すっきりした生活をするためのヒント】
・ほしいものは、自分の納得するものを買う。
・メンテナンスしながら使う。
メンテナンス方法を聞いておく、保証書をきちんと保管する。
・これだけは買ってもよいというものを決める。
・床に直接モノを置かない。置くときはカゴなどに入れる。
・食卓にモノを置かない。専用の置き場を作る。
・モノを置くときはそろえる。
・毎日使うものはこだわる。
・捨てるものと手に入れるもののバランス。
やたらに持ち込まない。
・いらないモノは徐々に、継続して捨てていく。
・無料品など貰ってこない。
・すぐに買わない。捨てることを考慮し買う。
・在庫を増やさない。
いらないものを捨てると、簡単に言いますが、
今の時代は、捨てるということが、本当に難しい。
(モノに限らす、すべてのものという意味で)
お金もかかるし、人脈もあるし、恩もあるし。
だから、捨てるということを十分に考えて、
それでも買う、手に入れるならそうするとしないと
片付かず、むさくるしいままです。
すっきりした空間を想像すると、
それだけで快適さが感じられます。
今は、とてもごちゃごちゃしているので、
時間をかけて、捨てて行こうと思います。
モノはもちろん、ヒト、仕事、行動、性格 など
すべてにおいて、ここで 見直しし、要らないものを捨てる、
これを行おうと思っています。
そのヒントが欲しくて、この本を読んでみました。
内容について、率直に言うと、既に知っていることで、
やろうとしていることで、考えていたことでした。
ただ、ほぼそれらと一致したということに安堵感が得られました。
著書より・・・
【モノが多いと】
・スペースが無い、
・掃除が大変、
・探す時間が発生、
・からだ、こころが休まらない。
【モノが多い理由】
・和洋の混在、
・四季がある、
・伝統、しきたり。
【もたない暮らしのもたないとは】
・無一物ではない、
・ミニマム生活ではない。
【すっきりした生活をするためのヒント】
・ほしいものは、自分の納得するものを買う。
・メンテナンスしながら使う。
メンテナンス方法を聞いておく、保証書をきちんと保管する。
・これだけは買ってもよいというものを決める。
・床に直接モノを置かない。置くときはカゴなどに入れる。
・食卓にモノを置かない。専用の置き場を作る。
・モノを置くときはそろえる。
・毎日使うものはこだわる。
・捨てるものと手に入れるもののバランス。
やたらに持ち込まない。
・いらないモノは徐々に、継続して捨てていく。
・無料品など貰ってこない。
・すぐに買わない。捨てることを考慮し買う。
・在庫を増やさない。
いらないものを捨てると、簡単に言いますが、
今の時代は、捨てるということが、本当に難しい。
(モノに限らす、すべてのものという意味で)
お金もかかるし、人脈もあるし、恩もあるし。
だから、捨てるということを十分に考えて、
それでも買う、手に入れるならそうするとしないと
片付かず、むさくるしいままです。
すっきりした空間を想像すると、
それだけで快適さが感じられます。
今は、とてもごちゃごちゃしているので、
時間をかけて、捨てて行こうと思います。
2012年03月18日
インシテミル 米澤穂信著
結構な酷評もあるようですが、面白かったです。
ストリートしては、山田悠介さんに近い読み物です。
クローズドサークルもので、ハラハラ、ドキドキ。

映画にもなったようです。
これまでに読んだ類似作品。。。
『ある閉ざされた雪の山荘で』(東野圭吾)
『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)
『仮面山荘殺人事件』(東野圭吾)
『人格転移の殺人』(西澤保彦)
人物が多くなり、舞台も複雑で、たくさんのルールが出てきて、
読み手にとっては混乱することもあるのですが、
バランス良く構成されているので、読みやすいです。
この手の作品はこれ以外にも多くあるので、
わくわくします。
ストリートしては、山田悠介さんに近い読み物です。
クローズドサークルもので、ハラハラ、ドキドキ。
映画にもなったようです。
これまでに読んだ類似作品。。。
『ある閉ざされた雪の山荘で』(東野圭吾)
『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)
『仮面山荘殺人事件』(東野圭吾)
『人格転移の殺人』(西澤保彦)
人物が多くなり、舞台も複雑で、たくさんのルールが出てきて、
読み手にとっては混乱することもあるのですが、
バランス良く構成されているので、読みやすいです。
この手の作品はこれ以外にも多くあるので、
わくわくします。
2012年03月16日
40歳から成功した男たち 佐藤光浩著
40歳から再スタート、成功の秘訣を習得出来れば
と思い、読んでみました。

19名の偉人の人生が書かれていますが、
あまりにも端折り過ぎで、成功のポイントがものすごく薄い。
しかも、
いろいろな分野で、
いろいろな時代で、
いろいろな国の人たち
の成功体験ですから、なかなか共通項が見いだせません。
強いて言えば、活力があるというか、
成功への強い意欲がある、生き生きとしているということでしょうか?
あとは、40歳であっても、何歳からでも挑戦していいし、
スタートしていいということでしょう。
確かにこれらは、とても大切なものの一つですが、
もっと実務的なストーリーも欲しかった。
将来の富と幸福を手に入れるために、
もう少しこの手の本を読んでみようと思います。
と思い、読んでみました。
19名の偉人の人生が書かれていますが、
あまりにも端折り過ぎで、成功のポイントがものすごく薄い。
しかも、
いろいろな分野で、
いろいろな時代で、
いろいろな国の人たち
の成功体験ですから、なかなか共通項が見いだせません。
強いて言えば、活力があるというか、
成功への強い意欲がある、生き生きとしているということでしょうか?
あとは、40歳であっても、何歳からでも挑戦していいし、
スタートしていいということでしょう。
確かにこれらは、とても大切なものの一つですが、
もっと実務的なストーリーも欲しかった。
将来の富と幸福を手に入れるために、
もう少しこの手の本を読んでみようと思います。
2012年03月11日
夢のカルテ 高野 和明、 阪上 仁志共著
高野氏の書かれている本は、本当に面白い。
これまで4冊くらい読んだでしょうか?
すべて面白い内容ばかりです。
また追加で買ってしまいました。
この本の内容を簡単に・・・
主人公は、女性カウンセラーと若い正義感あふれる刑事。
はじめに、その刑事に心の病があり、カウンセラーの元を訪れます。
そのカウンセラーには、相手の夢の中に入れるという
特殊な能力があり、それを駆使して治療にあたります。
その治療過程で恋愛転移という現象・症状が双方に起こります。
女性カウンセラーは幾分、思慮深く、また男性は仕事の使命で忙しく、
双方の思いは、しばらくすれ違いを続けますが・・・
と言ったところでしょうか?
あまりミステリー感は感じず、恋愛系小説っぽいです。
2012年03月07日
帰宅の時代 林望著
とても悩ましい本でした。
というのは、今の不景気、すぐに良くなることはありませんし、
当面は、よくならないと考えた方がいい。
そして、そんな時代の生き方は、
これまでの好景気の時と変えた方がいい、
その通りだと思います。多いに納得です。
この本にも、今の時代に沿った暮らし方を・・・
例えば、
仕事一辺倒でなく、家庭、そして、自分をもっと重視しよう・・・
周囲に同調するのでなく、自分の意見をしっかり持とう・・・
など掲題のほとんどには納得し理解することができます。
ところが、そこから、末端へ落とし込んでいくと、
そこには著者独特の世界観というか、馴染みにくい様式というか、
もっと言うと独善的でそれこそ利己的という内容が多いのです。
経済や社会の仕組みも完全に無視した内容も見られます。
でも、書かれている大枠の内容はその通りと納得できるのです。
現時点との乖離が大きいため抵抗感があるのか・・・
いや~そうでなはいな・・・
著者に対し、一見豊かで幸せそうに見えても、
精神世界、ヒトとしの幅が狭いという印象を受けてしまいます。
どんな時代でも、せっかく生まれたからには、
時代に沿った生活傾向・水準はあっても、
その人その人ならでは でよいと思います。
ブランド物が好きで、それを買うなら、そういう生活もよしとすべきで、
それを、恥ずかしいとかかわいそうなどと公に言う必要はないと思います。
この本でも書かれている通り、いろいろな人がいるのですから、
みんなが同調することなく、個性重視の生活を送ることに
批判的になる必要はないと思います。
あと、イギリスはもちろん伝統も格式もある国ですが、
それに固執せず、日本人として、広義の意味で日本文化色のある
生活にも胸を張ってよいと思いました。
ただ今の日本の不景気が続けば、
ヨーロッパ的な風習、というか様式になりそうな気がします。
エコ、再利用、などは特に。
中国や韓国、アメリカなどのあの熱い意気込みが
本当は大好きなのですが・・・
2012年03月04日
2022―これから10年、活躍できる人の条件
神田昌典氏の著書です。

これまでも何冊か読んできて、
とてもためになり面白いものが多かった。
今回はこれまでの信頼に
プラス この表題から想像される
今後の安心という期待と事前準備をこめて読んでみました。
読後の感想は、う~ん、そうなのか・・と思いました。が、
途中は、何ともしっくりこない、悶々とした状態でした。
書かれている内容が
全く想像の出来ないもので、
ある意味、自分の甘えからくる同意したくない内容で、
そうはならないだろうという反発心もありました。
ただ繰り返し書かれている、著者の予想は外れないというのも
相当に印象に残ります。
この本より自分としては、
起業という視点をもう少し現実的に見つめる、
収益とか個人生活の豊かさよりホスピタリティーを重視、
これまでの経験は生かすもそれをおごらない、
変化を恐れず、あたりまえと捉える、
安定を求めるのでなく、新しいことにチャレンジする、
外国語、特に 英語、中国語を学ぶ、
ということに注力しようと思う。
1しかないものを2に、
もしくは10でも100でも出来る自信はありますが、
0から1を生む自信は正直、ほとんどありません。
生き残るために、これもできるようにしようと思います。
最後に著書にも書かれていて、驚いたのですが、
御病気になられたとのこと、
早いご回復をお祈り申し上げます。
これまでも何冊か読んできて、
とてもためになり面白いものが多かった。
今回はこれまでの信頼に
プラス この表題から想像される
今後の安心という期待と事前準備をこめて読んでみました。
読後の感想は、う~ん、そうなのか・・と思いました。が、
途中は、何ともしっくりこない、悶々とした状態でした。
書かれている内容が
全く想像の出来ないもので、
ある意味、自分の甘えからくる同意したくない内容で、
そうはならないだろうという反発心もありました。
ただ繰り返し書かれている、著者の予想は外れないというのも
相当に印象に残ります。
この本より自分としては、
起業という視点をもう少し現実的に見つめる、
収益とか個人生活の豊かさよりホスピタリティーを重視、
これまでの経験は生かすもそれをおごらない、
変化を恐れず、あたりまえと捉える、
安定を求めるのでなく、新しいことにチャレンジする、
外国語、特に 英語、中国語を学ぶ、
ということに注力しようと思う。
1しかないものを2に、
もしくは10でも100でも出来る自信はありますが、
0から1を生む自信は正直、ほとんどありません。
生き残るために、これもできるようにしようと思います。
最後に著書にも書かれていて、驚いたのですが、
御病気になられたとのこと、
早いご回復をお祈り申し上げます。
2012年03月02日
女房を質に入れるといくらになるのか? 永野良佑著
最近の本は、タイトルの付け方が本当にうまい。
たしかに、タイトルで手に取る、買ってしまうということがあります。

この本も、だいぶ期待して読み始めましたが・・・
とっても無理のある内容ばかりでした。
会計、財務の説明を結婚や男女関係と絡めて説明を
しているのですが、取り上げている部分に無理があるのか、
全く馴染んでいません。
この著者は会計や財務については良いのでしょうが、
男女関係は全く理解されているとは思えず、
前者を説明するがために、無理やり後者をつなげているようで、
これでは、本末転倒、どちらも全く頭に入ってきません。
本は実際に読んでみないと、その良さはわかりませんが、
悪書に出会った時は酷い虚脱感に襲われます。
たしかに、タイトルで手に取る、買ってしまうということがあります。
この本も、だいぶ期待して読み始めましたが・・・
とっても無理のある内容ばかりでした。
会計、財務の説明を結婚や男女関係と絡めて説明を
しているのですが、取り上げている部分に無理があるのか、
全く馴染んでいません。
この著者は会計や財務については良いのでしょうが、
男女関係は全く理解されているとは思えず、
前者を説明するがために、無理やり後者をつなげているようで、
これでは、本末転倒、どちらも全く頭に入ってきません。
本は実際に読んでみないと、その良さはわかりませんが、
悪書に出会った時は酷い虚脱感に襲われます。
2012年02月26日
ずるい考え方 木村尚義
今回はビジネス系。
タイトルには 『ずるい』 とありますが、
思考方法のお話です。
根本は、ロジカルシンキングとラテラルシンキング。

日常のビジネスシーンでは一般的に行われているものです。
通常は、論理的に物事を考え最善策を導き出しますが、
(=ロジカルシンキング)
時として、思いつきというかふっと湧いてくる名案も必要になります。
(=ラテラルシンキング)
この2つの考え方をうまく活用してビジネスを行いましょう
というものですが、ラテラルシンキング メインの内容です。
固執せず柔軟に、思いがけない発想で問題を解決、
その方法、日ごろのトレーニング方法も書かれています。
とはいうものの、今のビジネスマンは、それ以前の問題で、
考えること自体をせず、言われるがまま。
自分の頭で考えず、意志が無い割に、口は達者で、
評価者に対するイエスマンばかり、
これじゃ、日本はよくならないし、韓国や中国に負けるわけです。
アメリカはまだしっかりと主導権、先駆者的役割を担っていますね。
こんな人間ばかりいる会社に勤めていたので、
思い切って、辞めることにしました。
今年の目標の一つ、断捨離でして。
目の前の仕事をこなす、日々の業務をこなす
これで仕事をしていますという認識が嫌いです。
これらは、仕事人であればあたりまえの『業務』で、
少しでも成果を上げる、能率、効率を上げる工夫、改善をする、
将来のスキルアップにつながる努力をするのが仕事ではないでしょうか?
でもそれを認めてくれない職場、上司が多いから、
残念でなりません。
タイトルには 『ずるい』 とありますが、
思考方法のお話です。
根本は、ロジカルシンキングとラテラルシンキング。
日常のビジネスシーンでは一般的に行われているものです。
通常は、論理的に物事を考え最善策を導き出しますが、
(=ロジカルシンキング)
時として、思いつきというかふっと湧いてくる名案も必要になります。
(=ラテラルシンキング)
この2つの考え方をうまく活用してビジネスを行いましょう
というものですが、ラテラルシンキング メインの内容です。
固執せず柔軟に、思いがけない発想で問題を解決、
その方法、日ごろのトレーニング方法も書かれています。
とはいうものの、今のビジネスマンは、それ以前の問題で、
考えること自体をせず、言われるがまま。
自分の頭で考えず、意志が無い割に、口は達者で、
評価者に対するイエスマンばかり、
これじゃ、日本はよくならないし、韓国や中国に負けるわけです。
アメリカはまだしっかりと主導権、先駆者的役割を担っていますね。
こんな人間ばかりいる会社に勤めていたので、
思い切って、辞めることにしました。
今年の目標の一つ、断捨離でして。
目の前の仕事をこなす、日々の業務をこなす
これで仕事をしていますという認識が嫌いです。
これらは、仕事人であればあたりまえの『業務』で、
少しでも成果を上げる、能率、効率を上げる工夫、改善をする、
将来のスキルアップにつながる努力をするのが仕事ではないでしょうか?
でもそれを認めてくれない職場、上司が多いから、
残念でなりません。
2012年02月12日
スナーク狩り 宮部みゆき
さすが宮部さんです。本当にしっかりした構成の本を書かれます。

登場人物が適度に揃っていて、それらの人物が、
効果的に個性を出しています。
登場人物多いと、物語の深さと幅の広さがでて面白いのですが、
その辻褄合わせとそれぞれの人物との関係性とか、
かかわりが複雑になって、それなりに難しくなると思います。
そのあたりの繊細さ、緻密さが宮部小説ではすごい。
物語もサクサクと進み、次の展開への橋渡しも
うま~く、興味を向けられるようにつなぎます。
描写が細かいのは女性特有のものでしょう。
くどく感じることもありますが、今回は気になりませんでした。
登場人物が適度に揃っていて、それらの人物が、
効果的に個性を出しています。
登場人物多いと、物語の深さと幅の広さがでて面白いのですが、
その辻褄合わせとそれぞれの人物との関係性とか、
かかわりが複雑になって、それなりに難しくなると思います。
そのあたりの繊細さ、緻密さが宮部小説ではすごい。
物語もサクサクと進み、次の展開への橋渡しも
うま~く、興味を向けられるようにつなぎます。
描写が細かいのは女性特有のものでしょう。
くどく感じることもありますが、今回は気になりませんでした。
2012年01月29日
共食い 田中慎弥
話題の本です。本よりも著者の方が話題ですか!

早々に手に入ったので、早速読みました。
そもそも芥川賞の選考基準って何なんだろうか?
この著者は、口が達者でそれに伴う実力も垣間見れますが、
世の中にはたくさんの名著、良書が既にあるので、
そこと比較すると、石原都知事の言うとおり、
刺激を提供してくれる本とは言い難い。
ただし、『苦役列車』の西村賢太氏と同様、
将来にわたっては期待したいと思います。
そういう意味で、芥川賞受賞作品は、
文章力、表現力などは、一応はそれなり、
内容は物足りない、
面白いかどうかで言うとそうでもない、
と思います。無理に読む必要もないかと思いますが・・
読んでみたくなるんですよね。
この本についていえば、
著者の年代、故郷の話なんでしょう、
当時の情景も浮かび懐かしく、表現も良いと思います。
最近の流行りの小説とは違い、趣があっていいです。
2作品収録されてますが、個人的には『第三紀層の魚』
の方が好きです。
『共食い』は方言の解読に苦慮してしまった。
著者の性格も、嫌いではないです。
気の小さい・・・、貰っといてやる。。。 って態度、いいじゃないですか!
早々に手に入ったので、早速読みました。
そもそも芥川賞の選考基準って何なんだろうか?
この著者は、口が達者でそれに伴う実力も垣間見れますが、
世の中にはたくさんの名著、良書が既にあるので、
そこと比較すると、石原都知事の言うとおり、
刺激を提供してくれる本とは言い難い。
ただし、『苦役列車』の西村賢太氏と同様、
将来にわたっては期待したいと思います。
そういう意味で、芥川賞受賞作品は、
文章力、表現力などは、一応はそれなり、
内容は物足りない、
面白いかどうかで言うとそうでもない、
と思います。無理に読む必要もないかと思いますが・・
読んでみたくなるんですよね。
この本についていえば、
著者の年代、故郷の話なんでしょう、
当時の情景も浮かび懐かしく、表現も良いと思います。
最近の流行りの小説とは違い、趣があっていいです。
2作品収録されてますが、個人的には『第三紀層の魚』
の方が好きです。
『共食い』は方言の解読に苦慮してしまった。
著者の性格も、嫌いではないです。
気の小さい・・・、貰っといてやる。。。 って態度、いいじゃないですか!
2012年01月22日
今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?
今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?
中村将人著
面白いタイトルに惹かれ読みました。
ちょうど、私も間もなく今の会社を辞めようと思っています。
毎朝、仕事に行きたくないという状態ですから。
対顧客に対しては全力で仕事をしていますが、
今、置かれている状況、自分の扱われ方、将来性など
上層部と大きな溝があります。
同僚などの受け身姿勢や実力をつけずにアピールのみで
のし上ろうとする仕事の姿勢にも大いに不満があって、
この連中と一緒に仕事をしていて、幸せになれると到底思えません。
そんな今の自分にヒントや勇気を与えてくれました。
内容としては、
しっかりと自分の今の状況を考えること。
不満を抱えて生きるくらいなら、やりたいこと、したいことをやるべき。
生かされるのでなく、生きて行こう。
変化に伴う、障害や不安などの対処法。
目標でなく目的を持って生きていく。
自分の心の声に耳を傾ける。
最後まであきらめない。 … 継続することが大切。
失敗にせず、成功体験、経験に変える。
といったことでしょうか?
この著者とは同じ年齢!
考えていることもおおよそわかるし、
もっとこうすべきという逆に指摘したいこともたくさんありましたが・・・
私も結構な修羅場をくぐってきていますから!!
自分に足りないのは実行力、行動力。これもわかっています。
ここにメスを入れる必要があるんですよね。
昔から、理論と実践 でいうと、理論ばっかりで実践が
欠如していました。
これからは、実践に力を入れていきたいと思います。
2012年01月20日
輝く夜 百田尚樹著
5つの短編集です。
クリスマスイブの時期に、
これまであまり陽の目を見なかった主人公が
奇跡も手伝って、ささやかかもしれない幸せを味わう
という内容の短編集です。

読んでいて、とても胸が暖まります。
ハッピーエンドで温かみを持って完結する物語は、
あまりないと思いますが・・・
この人の本はかなり面白いです。
この著者の今の注目度はもう少しかもしれませんが、
とても面白い物語を書いています。
要マークです。
クリスマスイブの時期に、
これまであまり陽の目を見なかった主人公が
奇跡も手伝って、ささやかかもしれない幸せを味わう
という内容の短編集です。
読んでいて、とても胸が暖まります。
ハッピーエンドで温かみを持って完結する物語は、
あまりないと思いますが・・・
この人の本はかなり面白いです。
この著者の今の注目度はもう少しかもしれませんが、
とても面白い物語を書いています。
要マークです。
2012年01月15日
殺人現場は雲の上 東野圭吾
7つの短編集で構成されていて、主人公は
早瀬英子(通称エー子)と藤真美子(通称ビー子)の二人。
当時の言葉で彼女たちはスチュワーデスで、
その7つの物語に登場し、それぞれの事件に関係していきます。

サクサクと読み進み、一つ一つの物語もしっかりと作られているので、
単純に、、面白いです。
あまり短編集は好きでないのですが、
たまにはこのくらいも内容の物であれば読みたいです。
早瀬英子(通称エー子)と藤真美子(通称ビー子)の二人。
当時の言葉で彼女たちはスチュワーデスで、
その7つの物語に登場し、それぞれの事件に関係していきます。
サクサクと読み進み、一つ一つの物語もしっかりと作られているので、
単純に、、面白いです。
あまり短編集は好きでないのですが、
たまにはこのくらいも内容の物であれば読みたいです。
2012年01月08日
パン屋再襲撃 村上春樹
村上さんの短編集です。

短編集なのでやっぱり物足りないですね。
内容が薄くて重みもなくて、これは短編集は宿命かもしれない。
ただ、やはり村上さんなので、比喩表現や文体、表現方法は
すばらしいものがあります。
自分の中でこれまでの名著は?と聞かれれば、
1Q84 が間違いなく候補の一つですから。
短編集なのでやっぱり物足りないですね。
内容が薄くて重みもなくて、これは短編集は宿命かもしれない。
ただ、やはり村上さんなので、比喩表現や文体、表現方法は
すばらしいものがあります。
自分の中でこれまでの名著は?と聞かれれば、
1Q84 が間違いなく候補の一つですから。
2012年01月02日
永遠の0(ゼロ) 百田尚樹
かなりのボリュームのある本です。
戦争に関する内容が濃く、物語調なので、
一通りの出来事、内容、そして心情などがうまく読みとれます。

この前に読んだ『幽霊人命救助隊』と合わせて、
涙なくして読み進められない本です。
神風特攻隊、太平洋戦争、軍上層部の人格の腐敗
ゼロ戦、桜花・・・
悲しくも、知らなければならないキーワードがたくさんあります。
今の世の中とは全く異なる、慣習、環境ですが、
上層部(軍上層部、今の政治家たち)の腐敗というか身勝手さ
というのは共通しているような残念な気にもなります。
戦争系の話になじみのない方も読めると思います。
この休みに読んだ本の内容の濃い事。
残りの休みもわずか。
もう少し肩の力を抜いて過ごします。
戦争に関する内容が濃く、物語調なので、
一通りの出来事、内容、そして心情などがうまく読みとれます。
この前に読んだ『幽霊人命救助隊』と合わせて、
涙なくして読み進められない本です。
神風特攻隊、太平洋戦争、軍上層部の人格の腐敗
ゼロ戦、桜花・・・
悲しくも、知らなければならないキーワードがたくさんあります。
今の世の中とは全く異なる、慣習、環境ですが、
上層部(軍上層部、今の政治家たち)の腐敗というか身勝手さ
というのは共通しているような残念な気にもなります。
戦争系の話になじみのない方も読めると思います。
この休みに読んだ本の内容の濃い事。
残りの休みもわずか。
もう少し肩の力を抜いて過ごします。
2011年12月31日
幽霊人命救助隊 高野和明
年末年始の休みにはたくさんの本が読みたいと思い、
まず1冊目。

高野和明氏の本は何冊か読んでますが、
どれも面白いです。
今回のこの本は、その中でも うるっ! とくるものでもあります。
その題名の通り、幽霊になった主人公とその仲間3人が、
自殺をしようとする人たちの人命救助に奔走するという
奇抜な内容の物語です。
でも実はもっと内容は深くて、なぜ自殺をしようとするのか、
なかなか理解されにくいうつ病とはどういうものなのか、
といった問題も専門的ではなくても、きっかけを与えてくれます。
日常生活の場面でも、対人関係でデリカシーを欠いた
態度をとってしまいがちですが、もう少し相手の心情を察した
話し方、心持ちをしてきたいと考えさせられる物語でした。
まず1冊目。
高野和明氏の本は何冊か読んでますが、
どれも面白いです。
今回のこの本は、その中でも うるっ! とくるものでもあります。
その題名の通り、幽霊になった主人公とその仲間3人が、
自殺をしようとする人たちの人命救助に奔走するという
奇抜な内容の物語です。
でも実はもっと内容は深くて、なぜ自殺をしようとするのか、
なかなか理解されにくいうつ病とはどういうものなのか、
といった問題も専門的ではなくても、きっかけを与えてくれます。
日常生活の場面でも、対人関係でデリカシーを欠いた
態度をとってしまいがちですが、もう少し相手の心情を察した
話し方、心持ちをしてきたいと考えさせられる物語でした。