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2012年03月07日

帰宅の時代 林望著

帰宅の時代 林望著

とても悩ましい本でした。

というのは、今の不景気、すぐに良くなることはありませんし、
当面は、よくならないと考えた方がいい。


そして、そんな時代の生き方は、
これまでの好景気の時と変えた方がいい、

その通りだと思います。多いに納得です。

この本にも、今の時代に沿った暮らし方を・・・ 

例えば、

仕事一辺倒でなく、家庭、そして、自分をもっと重視しよう・・・
周囲に同調するのでなく、自分の意見をしっかり持とう・・・

など掲題のほとんどには納得し理解することができます。


ところが、そこから、末端へ落とし込んでいくと、
そこには著者独特の世界観というか、馴染みにくい様式というか、
もっと言うと独善的でそれこそ利己的という内容が多いのです。


経済や社会の仕組みも完全に無視した内容も見られます。


でも、書かれている大枠の内容はその通りと納得できるのです。


現時点との乖離が大きいため抵抗感があるのか・・・

いや~そうでなはいな・・・

著者に対し、一見豊かで幸せそうに見えても、
精神世界、ヒトとしの幅が狭いという印象を受けてしまいます。


どんな時代でも、せっかく生まれたからには、
時代に沿った生活傾向・水準はあっても、
その人その人ならでは でよいと思います。

ブランド物が好きで、それを買うなら、そういう生活もよしとすべきで、
それを、恥ずかしいとかかわいそうなどと公に言う必要はないと思います。

この本でも書かれている通り、いろいろな人がいるのですから、
みんなが同調することなく、個性重視の生活を送ることに
批判的になる必要はないと思います。

あと、イギリスはもちろん伝統も格式もある国ですが、
それに固執せず、日本人として、広義の意味で日本文化色のある
生活にも胸を張ってよいと思いました。

ただ今の日本の不景気が続けば、
ヨーロッパ的な風習、というか様式になりそうな気がします。

エコ、再利用、などは特に。

中国や韓国、アメリカなどのあの熱い意気込みが
本当は大好きなのですが・・・



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Posted by conquest at 20:12│Comments(0)BOOK
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