2012年06月10日
人質の朗読会 小川洋子著
とても切ない物語です。
というのは、冒頭、
この物語の説明があります。
海外で人質にされ殺されてしまった人たちの
監禁されているときに話していた内容が
この先、9つあります、と。

最初にあるこの説明が、威力を発揮しています。
物語の内容は日常的なものですが、
この暗示がよく効いています。
直近で読んだ本は、ほとんど、
無関係な人々が、一つの線でつながっていく
というものが多かったのですが、
今回は、一つの結果について、
個々人の個別の歴史を回想するというもので、
異なる構成の本を
短期間で読むと、
不思議な精神状態になります。
というのは、冒頭、
この物語の説明があります。
海外で人質にされ殺されてしまった人たちの
監禁されているときに話していた内容が
この先、9つあります、と。
最初にあるこの説明が、威力を発揮しています。
物語の内容は日常的なものですが、
この暗示がよく効いています。
直近で読んだ本は、ほとんど、
無関係な人々が、一つの線でつながっていく
というものが多かったのですが、
今回は、一つの結果について、
個々人の個別の歴史を回想するというもので、
異なる構成の本を
短期間で読むと、
不思議な精神状態になります。
Posted by conquest at 20:07│Comments(0)
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