旧中込学校 国重要文化財

conquest

2012年07月16日 12:00

この手の学校、すなわち洋風に建築された
古い建造物は全国各地に存在しています。

旧中込学校は、1875年に建てられ、
日本最古の校舎が現存していることで有名です。






学校の始まりは、
1872年の『学制』が発布されてからで、
ここから義務教育が制度化されたそうです。

そして1879年、『学制』から『教育令』に変わり、
学校運営は市町村主体となりました。

今では当たり前の学校教育ですが、
当時は多くの問題を抱えていたそうです。

明治時代ですから、
教育は無の状態に加え、
西洋文化がどんどん入ってきていますので、
壮絶な変化を当時の人たちは、
受け入れてきたのでしょう。



建物内部はこんな感じ。。。









木の机、懐かしいです。

机の中の食べ残したパンが
信じられない変化をしていたのに
驚きましたね。


この学校も改築されているそうですが、
当時の趣が感じられます。





このオルガンがとても懐かしいです。


教育はその人の思想や信念にも
影響を与える重要なものです。

義務教育は賛成ですが、
その内容は本当に難しいと思います。

歴史的にも、
富国強兵政策にのとった教育、
天皇崇拝の教育、
敗戦後は民主主義的教育、
現代ではゆとり教育となるのでしょうか。

教育文化は、
ものすごく時代を繁栄しているとおもいます。


ワタミの渡邉会長の本にもありますが、
人にも臨界期という物事に対する最適期間があって、
一定期間に正しい教育を受けいないと、
成人した際、社会に順応できないということがあります。


大津のいじめについて、悲しさと怒りとやるせなさが
湧きおこってきますよね。



私はこういう文化財めぐりをしながら、
登山で自分いじめをしてきます。


ここは正真正銘の近代文化遺産です。

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