幽霊人命救助隊 高野和明
年末年始の休みにはたくさんの本が読みたいと思い、
まず1冊目。
高野和明氏の本は何冊か読んでますが、
どれも面白いです。
今回のこの本は、その中でも うるっ! とくるものでもあります。
その題名の通り、幽霊になった主人公とその仲間3人が、
自殺をしようとする人たちの人命救助に奔走するという
奇抜な内容の物語です。
でも実はもっと内容は深くて、なぜ自殺をしようとするのか、
なかなか理解されにくいうつ病とはどういうものなのか、
といった問題も専門的ではなくても、きっかけを与えてくれます。
日常生活の場面でも、対人関係でデリカシーを欠いた
態度をとってしまいがちですが、もう少し相手の心情を察した
話し方、心持ちをしてきたいと考えさせられる物語でした。
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