なぜきみは働くか。 渡邉美樹著

conquest

2012年07月15日 11:49

ワタミの会長をされてる渡邉氏の教えが
書かれている本です。



この方のさっぱりとしていて、
攻撃的で強気な考え方、言動は好きです。

経営者として尊敬しています。

今の日本は、最近の天気と同じ、
悶々としていて、不快指数120%。

経済や政治のお偉い方も
どこかの教育者も
じっとりとしていて、気持ちが悪いです。

当人たちはそう思わないのでしょうが、
それはある意味、すごいと思います。


渡邉さんは、ワタミを創業し、
経営の観点から、学校や病院などにも
携わっています。

その考え方の原点が、この本に書かれています。


実際の場面では綺麗事に聞こえる88の言葉
かもしれませんが、この思い失くして、
社会生活を生きて行くのは、
正当な道から逸脱する人間になるように思います。

いくつか抜粋しました。

『ダイアモンドは見つからなくてもいいんだ』
ダイアモンドをずっと掘る仕事をしてきた人が
30年ずっと続けても見けることができず、
今日で止めようとした。
そう決心して、最後に掘った時に見つかった。

絶対にあきらめてはいけないよ! という話。


鋭にして鈍になれ。
  鈍な奴は必ず成功している』

人のタイプは、「鋭にして鈍」、「鈍にして鈍」、
「鋭にして鋭」、「鈍にして鋭」の4つあるそうです。
鋭は鋭いこと、才能があること。
鈍は鈍いこと、頭が悪くて、表現もうまくないこと。
うまくいくのは、「鋭にして鈍」、「鈍にして鈍」。
うまくないのは「鋭にして鋭」で仕事も長続きしない。
最悪なのが「鈍にして鋭」、
バカなのにあちこちに目が届くヤツだそうです。

心当たりのある人を当てはめると、
確かにその通り。


人のための欲は大きく。
 自分のための欲は小さく』

アラジンの3つの願いを題材に説明されてました。
人のために、地球環境のためにちょっとの我慢、
出来ますか?という内容です。


『謝る人はカッコイイ』
単純なことです。
失敗したら、過ちを認め謝ること。
どう誤ればいいんですか?と聞き返す人が
いるそうです。論外ですね。


誰が見ていようがいまいが、
 人間は常にピシッとしていなくてはいけない』

自分を見ているのは自分。
自分に嘘をつくことはできない。
365日恥ずかしくない行動を。


自分から挨拶をしない人間は、
 幸せになることができない』



『きみの心の中に「ありがとう」はあるか』


『まずは心から、プロになれ』
一つ一つの物事の本質を理解して、
対応しているかということです。
テキパキと機械的にそれだけをこなすのではなく、
本質を理解し、そこに愛の心を持つことで、
プラスアルファの行動も加わるということです。



などたくさん書かれています。


まじめに愚直に生きることが
いかに大事かよくわかりました。

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